小説「流浪の月」をAIで作詞作曲してみた|もうひとつの世界

流浪の月

「この物語の余韻を、音で閉じ込めてみたくて──。」

こんにちは、akiraです。

少し前にご紹介した小説『流浪の月』(著:凪良ゆう)。

読後の余韻があまりにも深く、しばらく心の中から消えない作品となりました。

そしてある日、ふと思ったんです。
「この物語の世界観を、音楽で表現できたら…?」

そんな思いつきから、今回は AI作曲ツールを使って、オリジナル楽曲を制作し、YouTubeにも公開してみました。

この記事では、制作の背景や思い、そして『流浪の月』という作品の魅力について、まだ読んだことのない方にも伝わるように丁寧に綴っていきます。

目次

小説『流浪の月』とは?まだ読んでいない方へ

流浪の月
「流浪の月」について
  • 著者:凪良ゆう(なぎら ゆう)
  • 受賞歴:2020年 本屋大賞受賞
  • 映画化:2022年、広瀬すず × 松坂桃李で映像化

『流浪の月』は、「加害者」と「被害者」という社会的ラベルを貼られたふたりの再会から始まる物語です。

主人公の 家内更紗(かないさらさ) は、10歳のときに誘拐事件の“被害者”として報道されました。

彼女を「誘拐した」とされたのが大学生の 佐伯文(さえきふみ)

しかし、当時の更紗にとって、文との時間は“監禁”でも“支配”でもなく、逃げ場のなかった少女にとって唯一の「安らぎ」でした。

15年後、社会から孤立したまま生きる文と、世間に“被害者”としての振る舞いを求められ続ける更紗は、再び偶然出会います。

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小説『流浪の月』読後、心に残った感情

流浪の月

この物語は、明確な「加害者vs被害者」構図に疑問を投げかけるだけでなく、“誰にも語れない痛み”を描いています。

感情を説明しすぎず、静かに、でも確かに伝えてくるその描写に、私はページをめくる手を何度も止め、涙しました。

特に心に残ったのは、更紗が何度も心の中で繰り返す願い——

「知らない人ばかりの場所へ行きたい」

これは、事件の被害者として、常に過去の自分を求められる彼女の叫びに近いものでした。

小説『流浪の月』の世界観を音楽で制作してみた

流浪の月

流浪の月の世界観、更紗たちの心情を音楽で表現したくなり、AI楽曲ツールで制作してみました。

読んだこともある人なら、ストーリーが目の前に浮かんでくるんじゃないかな?と言うくらいに、刺さるメロディの曲になりました。

まだ読んだことがない方も、この曲を聴いてみてから読んでみては。

YouTubeで公開中!「流浪の月 ~ Echoes of Pain~」

凍りついた夜の中
呼吸さえも痛みに変わる
誰にも届かない声を
月だけが見つめていた

もし願いが砕け散っても
この胸にまだ灯る
失われた光を 抱きしめて

流れる月よ どうか照らして
涙の跡を隠すように
傷ついた羽で それでも翔ぶ
哀しみさえ 力に変えて

閉ざされた記憶の檻
抜け出せずに震えていた
伸ばす手の先にあるのは
儚く揺れる幻影

絶望が押し寄せても
消えはしない鼓動
闇を裂いて 導いて

流れる月よ どうか照らして
孤独に溺れる夜を越えて
泣き叫ぶ声も 抱きしめたら
未来はきっと 赦される

砕けた夢の欠片を集め
胸に刻みつけて進む
たとえ明日が滅びても
今を生きて 今を歌う

流れる月よ どうか照らして
傷跡さえも美しく
叫び続ける この心は
闇の中で 光を掴む

「流浪の月」原作を読んでいないあなたへ

流浪の月

このブログをきっかけに、もし『流浪の月』をまだ読んでいない方がいたら、ぜひ一度手に取ってみてほしいです。

重たいテーマではありますが、それ以上に心の奥にそっと触れてくる優しさがあります。
文と更紗の関係は、説明できるようで説明しきれない。
でもきっと、読んだ人それぞれの「孤独」や「救い」と重なる部分が見つかるはずです。

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まとめ 物語を「読む」だけじゃなく“感じる”

流浪の月

小説を読んで、その世界観を音で感じて、映像で味わう——

そんな風に、一冊の物語をいろんな感覚で楽しめたら、もっと深く心に残るのではないかと思っています。

今回のブログが、あなたの「読書体験」に少しでも新しい風を届けられたならうれしいです。

ほかの小説も曲にしていけたら、また紹介しますので、楽しみにしててください。

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