「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎を紹介|首相暗殺犯に仕立てられた男の逃走劇!

ゴールデンスランバー

なぜ彼は追われるのか?

ある日突然、無実の男が国家に追われる。
張り巡らされた監視、操作された世論、そして信じてくれるのは、過去の「小さな絆」だけ…。

伊坂幸太郎の代表作『ゴールデンスランバー』は、現代社会の不安や孤独を背景にしながら、「人を信じる力」をテーマに描かれた感動のサスペンスです。
テンポの良い文章、巧妙な伏線、そして伊坂作品ならではの温かさが詰まったこの物語は、読み終えたあと、きっと心に何かを残してくれるはず。

ゴールデンスランバー

俺は犯人じゃない! 巨大な陰謀に追い詰められた男。スリル炸裂超弩級エンタテインメント。山本周五郎賞、本屋大賞ダブル受賞。衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていないーー。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。

\逃走の結末に震える/

目次

小説「ゴールデンスランバー」のあらすじ

ゴールデンスランバー

無実の男に仕掛けられた“完璧な罠”

舞台は仙台。

元宅配ドライバーの主人公・青柳雅春は、旧友との再会をきっかけに突如、首相暗殺犯に仕立て上げられる。

テレビには自分の“犯行映像”、背後には国家の巨大な陰謀——。

逃げ場のない状況の中、青柳はかつての仲間や恩人たちの助けを借りながら、追跡網をかいくぐる。
果たして彼は真実を証明できるのか?
そして、“ゴールデンスランバー”という言葉に秘められた意味とは?

読んでみた感想と魅力|伊坂ワールドの真骨頂

読後、胸が熱くなる物語でした。

派手なアクションやどんでん返しだけでなく、作品全体を貫く“人の優しさ”がとても印象的です。
とくに、青柳の危機を前にした周囲の人々の行動には、人間の善意の底力を感じました。

また、ビートルズの楽曲「Golden Slumbers(ゴールデン・スランバー)」をモチーフにしている点も心に残ります。
過去と現在、友情と裏切り、信頼と孤独が絶妙に交差し、まるでパズルを組み立てるような感覚で読み進められます。

ちなみに映画化(主演:堺雅人)もされており、こちらもおすすめです。

著者・伊坂幸太郎|日常に潜む非日常を描く名手

1971年生まれ、千葉県出身。

東北大学法学部卒業。現在は宮城県仙台市在住。
彼の作品は「日常に潜む非日常」を巧みに描き、ユーモアと哲学が共存するスタイルが特徴です。

主な作品や受賞歴
  • 『重力ピエロ』
  • 『アヒルと鴨のコインロッカー』
  • 『死神の精度』
  • 『モダンタイムス』
  • 『AX アックス』
  • 第5回新潮ミステリー倶楽部賞(『オーデュボンの祈り』)
  • 第57回日本推理作家協会賞短編部門(『死神の精度』)
  • 第21回山本周五郎賞(『ゴールデンスランバー』)
  • 第143回直木賞候補(『ゴールデンスランバー』)

彼の作品は、どれも“読むと世界の見え方が少し変わる”ような余韻を残してくれます。

\おすすめの受賞作品/

まとめ “信じる力”が世界を変える

ゴールデンスランバー

『ゴールデンスランバー』は、単なる逃走劇ではありませんでした。
無実の男を信じ、手を差し伸べる人々の姿を通して、「信頼とは何か」「人とのつながりとは何か」を問う作品です。

日々の生活に疲れたり、何かに追い詰められていると感じるとき、この小説がきっと「大丈夫」と背中を押してくれるはず。
伊坂幸太郎の描く“やさしいスリル”を、あなたもぜひ味わってみてください。

他の著者の小説も読んでみたい方は、こちらからチェック!

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