
今回紹介するのは、「ランチ酒」著:原田ひ香(ひか)です。

犬森祥子(いぬもりしょうこ)、バツイチ、アラサー。
職業は「見守り屋」。
営業時間は夜から朝まで。
様々な事情を抱える客からの依頼で、人やペットなど、とにかく頼まれたものを寝ずの番で見守る。
そんな祥子の唯一の贅沢は、夜勤明けの晩酌ならぬ「ランチ酒」。
別れた夫のもとで暮らす愛娘の幸せを願いながら、束の間、最高のランチと酒に癒される。
腹の底から生きる力が湧いてくる、絶品五つ星小説!
”ランチ酒より”
ランチ酒を読んだ感想「涙の後は、お腹が空く」初心者にもおすすめ

これから小説を読んでみようと思っている初心者や、何を読んだらいいか分からないよっていう人におすすめ。
「お酒は夜だけのもの」と思っていませんか?
原田ひ香さんの小説『ランチ酒』は、そんな常識をくるりとひっくり返してくれる一冊。
主人公の犬森祥子が、ランチと一緒に味わうお酒、見守り屋という特殊な仕事の1日を振り返りながら、日々の小さな幸せや気付きを得るシーンに心を打たれます。
どこか張りつめた空気の現代において、「自分を甘やかす時間も必要だよ」と優しく語りかけてくれるような作品。
食べ物の描写がとにかく美味しそうで、読みながらお腹がすいてしまうこと必至!
これを書きながら、お腹が空いてしまった…。
お酒の銘柄や組み合わせも絶妙で、酒好きの人は真似してみたくなるはず。
主人公、センス良すぎ!
でも、この小説の魅力はそれだけではありません。
見守り屋という職業や依頼主を通じて、主人公が自分と向き合い、少しずつ変化していく姿に、読むこちら側も「自分のペースでいいんだ」と心が軽くなります。
気負わず読めるのに、読後には温かさと余韻が残る。
そんな“ランチ酒の癒し”が詰まった一冊。
忙しい日常の合間に、あなたもぜひ、召し上がれ。
\初心者にもおすすめ/
原田ひ香(ひか)
代表作
『はじまらないティータイム』『東京ロンダリング』『母親ウエスタン』『ラジオ・ガガガ』『ランチ酒』『三千円の使いかた』『一橋桐子(76)の犯罪日記』『古本食堂』など
主な受賞歴
2005年:「リトルプリンセス2号」で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞受賞
2007年:「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞受賞 など
”引用元:Wikipediaより一部抜粋”
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