2022年9月30日に回転すしチェーン「かっぱ寿司」を運営する「カッパ・クリエイト」社長、「田邊公己(たなべこうき)」氏が逮捕されました。
ライバルチェーン店「はま寿司」の仕入れ値などに関するデータを不正に持出したとして、「不正競争防止法違反」の疑いがあります。
他に、カッパ・クリエイト商品企画部長の「大友英昭(42歳)」とはま寿司元経営企画部長「湯淺宜孝容(43歳)」の計3人の逮捕となりました。
田邊社長はどんな人物か
- 本名:田邊公己(たなべ こうき)
- 生年月日:1976年3月31日(46歳)
- 出身地:千葉県
- 最終学歴:東海大学開発工学部
- ゼンショー入社
- 2014年「はま寿司」取締役
- 2017年ジョリーパスタ代表取締役社長
- 2018年ココスジャパン代表取締役社長
- 2020年カッパ・クリエイト執行役員副社長
- 2021年カッパ・クリエイト代表取締役社長
競合相手の「はま寿司」の元取締役でした!
2020年11月からの2か月間、はま寿司の売上データや原価情報を元同僚から不正に受け取っていました。
それにより、はま寿司から告訴され、2021年6月にカッパ・クリエイト本社や家宅捜査が行われております。
不正競争防止法違反の刑罰って?
不正競争防止法違反となる不正行為によっては刑事事件になる可能性もあり、刑事罰が科されることもあります。
営業秘密侵害で、10年以下の懲役または2、000万円以下の罰金(またはこれの併科)、それ以外の不正の利益を得る目的で不正競争を行った場合は、5年以下の懲役または500万円以下の罰金(またはこれの併科)が科されます。
警察側もなにかしらの証拠があり、逮捕に踏み切ったと思います。
懲役か罰金か、どちらかの刑罰を受けなければならないことは確かですね。
これからの店舗はどうなる?
9月30日時点でHPに、逮捕についてのお詫び文が掲載されていました。
後任には株式会社アトムの山角豪(やまかどつよし)が社長兼任へ
かっぱ寿司が好きな方にとっては,今後の店舗運営が心配になりますよね?
後任の社長には、取締役を務めている山角豪(やまかどつよし)氏(44歳)が新社長となりました。
これからは健全な経営がなされることを願いますが、かっぱ寿司への信頼回復はまだまだ先になりそうです。
まとめ
かっぱ寿司の行き過ぎた競争心が、今回の事件の引き金になったのではと言われています。
店舗数からみても、すしチェーン店の中ではま寿司はトップです。
かっぱ寿司:310店舗
はま寿司:554店舗
(2022年調べ)
また、売り上げに関しても数百億の差があるため、嫉妬心が犯罪行為につながったのでしょうか。
新社長になり、健全な経営体制のもとで運営されていくとは思いますが、お客様には今まで通り美味しいお寿司を提供していってもらいたいですね。
コメント