世界的に最も使用されている人工甘味料「アスパルテーム」が世界保健機関(WHO)によって、「ヒトに対する発がんの可能性がある」物質に分類される見通しになりました。
1996年に米食品医薬品局(FDA)は一定量の摂取であれば安全と認可していましたが、今回の発表により米飲料業界団体アメリカン・ベバレッジは反論しています。
安全に摂取できる量は、WHOと国連食糧農業機関(FAO)の合同食品添加物専門家会議(JECFA)が7月14日に正式発表するようです。
これをご覧になったあなた、これからはこんな飲料品・食料品に注意しましょう!
発がん性物質「アスパルテーム」はこんな身近な食品に!
この写真のような「コカ・コーラZERO」や「ダイエット・コーラ」などの炭酸飲料、糖分ゼロや低糖質・ノンシュガーなどをうたった食品に多く含まれています。
また、機能性食品などにも含まれていますので、健康によい食品かと思っていても意外と入っていたりするので要注意。
「アスパルテーム」をはじめて耳にしたあなた。
人工甘味料って結構キケンな物質なんです!
アスパルテームとは何ですか?
アスパルテームはアスパラギン酸とフェニルアラニンという、タンパク質をつくるアミノ酸からできている低カロリーの甘味料です。甘さが砂糖の約200倍あるため、砂糖と同様の甘さにするのに使う量が少なくてすみます。アスパルテームが発見されたのは1965年(昭和40年)のことです。製薬会社の研究員が、アスパラギン酸とフェニルアラニンとが結びつくと強い甘味が出ることを発見したのです。1981年にはFDA(米国食品医薬品局)で、食品添加物として安全性が確認され、日本では、1983年8月に厚生省(現厚生労働省)が食品添加物として認可しました。現在、アメリカ、カナダ、イギリスをはじめ、世界100カ国以上でその安全性と有用性が認められ、炭酸飲料や各種デザートの低カロリー甘味料に使われています。
コカ・コーラJAPANより引用
他にもたくさんの食品に含まれているので、気になる方のために一覧表を見つけました。
ここでは書ききれないくらいの品数のため、こちらから↓ご覧になってみてください。
\味の素株式会社 甘味料部から引用/
普段食べてるものにたくさん当てはまってませんか?
というか、あまりにも身近にあふれすぎて何を食べていいか分かりませんよね…。
先ほどの一覧表はほんの一部ですので、まだまだたくさんあるはずです!
\人工甘味料無し!人気の炭酸水/
発がん性物質「アスパルテーム」が人体に及ぼす影響
「アスパルテーム」が影響とされる疾患
2022年に医学誌「PLOSメディシン」に発表された研究では、アスパルテームの大量摂取は乳がんや肥満症に関連したがんのリスクを高めるとしています。
マウスを対象とした別の研究では、アスパルテームの大量摂取による影響が最大2世代にわたって残ることも確認できたとのこと。
- 血栓
- 心臓発作
- 乳がん
- 2型糖尿病
後世にわたって影響を及ぼすなんてちょっとこわいですね…。
くれぐれも大量摂取にはご注意ください。
\アスパルテーム無しのデンタルガム/
「アスパルテーム」の摂取量はどのくらいでキケン?
米食品医薬品局(FDA)が1996年に一般甘味料として「アスパルテーム」の使用を承認しました。
今までの安全な摂取量とされていたのは、体重1キログラムあたり50ミリグラム。
わかりやすくすると、体重約60キログラムの人がダイエットソーダを飲んだとしても、1日12缶必要です。
「なんだそんなもんか」と思っているあなた、合同食品添加物専門家会議(JECFA)が7月14日に正式発表する内容によっては摂取量が大幅に変わるかもしれません。
ちなみに日本では「アスパルテーム」の摂取量について、以下のように説明しています。
日本でのアスパルテーム摂取許容量
アスパラギン酸とフェニルアラニンという2つのアミノ酸が結合した人工甘味料です。カロリーは砂糖と同じで1g当たり4kcalですが、砂糖の100~200倍の甘さがあります。フェニルアラニンを体の中で代謝できない「フェニルケトン尿症」の人は摂取を避ける必要があります。
大正製薬株式会社より引用
<1日の摂取量許容量…体重1kg当たり40mg未満>
\話題の無添加オートミール/
まとめ 「アスパルテーム」の摂取量に注意
わたしたちの身近にある飲料品や食品に含まれている「アスパルテーム」。
まったく摂取しないというのも無理がありますよね。
せめても摂取量を減らしたり、普段取入れている食品を変えてみるのも良いでしょう。
お子さんなどの飲んでる飲料品やお菓子やガムなど、一度注意してみましょう。
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