2024年4月1日から旅客自動車運送事業運輸規則の改正により、「録音及び録画による点呼記録の保存」が義務付けされましたね。
今まで行っていた点呼を、音声付きで録画して保存しなければならないということです。(保存期間は3ヶ月)
いわゆる”デジタル点呼”。
この法改正に頭を悩ませている事業者さん、結構多いんです。
そこで、旅客自動車運送事業に携わっているわたしから、簡単に安く解決する方法を紹介します。
これで巡回指導などの監査にもしっかり対応できるので、安心してださい。
結論から、準備するものは「パソコン」・「ウェブカメラ」・「録画ソフト」この3つで解決できます。
それでは解説していきます。
「デジタル点呼」の録画を簡単に安くする3つのポイント
まずは、法令を見てみましょう。
(4)点呼等の状況の記録(第 6 項及び第 7 項) (新設)
引用元:旅客自動車運送事業運輸規則から
「録音及び録画」する機器は、点呼実施者・運転者側双方の音声が確認でき、かつ、運転者に対して点呼を実施している様子が確認できる映像が保存されていれば、監視カメラ、ノートパソコンに内蔵されている Web カメラ、デジタルカメラ、スマートフォン等幅広く認められる。点呼時の「録音及び録画」データ及び呼気の検査を行っている状況の「写真」データ(以下「動画データ等」という。)について、記録日がデータ表示画面や保存日から判別できない場合(例:事業場の撮影を常時行った場合であって、画面データに撮影日が入力されていない場合等)には、記録日がいつであるか分かるように動画データ等と合わせて保存しておくこと。動画データ等について、事業者内で利用するものの他、国の監査及び旅客自動車運送適正化事業実施機関で実施する巡回指導の際に参照する場合がある。動画データ等の情報の取扱いについて、あらかじめ従業員に同意を得ておくことが望ましい。また、従業員のプライバシーに配慮するため、動画データ等について、必要に応じてアクセスできる者の制限、パスワードの設定、ウイルス対策等を実施することが望ましい。
録音、録画及び撮影する機器(以下「録画機器等」という。)について、正常に作動しているか確認をすること。録画機器等が故障した場合にあっては、その後数日間録音、録画及び撮影ができない恐れがあることから、それを証するものとして故障日時、故障内容について記録し、90 日間電磁的方法で保存すること。また、故障した機器については速やかに修理又は交換を行うこと。
赤字で記した部分、点呼実施者・運転者側双方の音声が確認でき・運転者に対して点呼を実施している様子が確認できる映像が保存。
このことに、悩んでいる方が多いでしょう。
でも、大丈夫です。
つぎの3つのポイントを押さえれば簡単です。
POINT1.点呼実施者が「パソコン」で録画できるようにする
点呼を録画記録するためには、点呼実施者のほかに、もうひとり撮影して録画するスタッフが必要なのか?
これは、NOです。
デジタルカメラやスマホで撮影するために、もうひとり必要になってしまうのは非効率ですよね。
記録の保存や管理にも負担がかかってしまうでしょう。
そこで、点呼実施者ひとりで簡単に撮影・録画・保存する方法は、「パソコン」を使うこと。
まずはパソコンを準備しましょう。
もし、パソコンが準備できない場合は、中古でじゅうぶんですよ。
スペックは、Windows10でストレージは256GB・メモリは16GBくらいであれば問題ないでしょう。(動画編集をするわけではないので)
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安いパソコンであれば、2万円代からのモデルもありますよ。
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POINT2.パソコンにウェブカメラを付けて撮影する
パソコンに「ウェブカメラ」を付けて撮影する方法がもっとも効率的でしょう。
パソコン自体にカメラが付いている場合は、それを利用しましょう。
インカメラ(自分のほうに向いている)だけのタイプがおおいとおもうので、ウェブカメラ1台あればOKです。
インカメラが無い場合は、ウェブカメラを2台準備しましょう。(USB接続口が2つあるパソコンが必要)
この「ウェブカメラ」で、点呼実施者とドライバーの双方を撮影できるようになります。
マイクが内臓しているので、点呼のやりとりの声もしっかり拾います。
USB接続するだけで、簡単に撮影できるおすすめのウェブカメラはこれ。
2台購入しても、¥6.000くらいで済みます。
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POINT3.パソコンに動画の録画ソフトをインストールする
ウェブカメラで撮影した動画を音声付きで保存するには、録画ソフトをインストールするのがおすすめです。
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いまなら、¥9.373が→¥6.780(パソコン1台分)で購入ダウンロードできます。
もちろん、いちど購入したら永久に使用可能。
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使い方もシンプル、録画・保存・再生もしっかり管理できるので、巡回指導などの監査にもしっかり対応できます。
しかも、動画圧縮機能がついているので、大量の動画を少ない容量で保存可能、90日間の保存も問題ありません。
まとめ デジタル点呼の録画は簡単に安くできる
2024年4月1日から義務付けられる「録音及び録画による点呼記録の保存」について、録画・保存を簡単に安く解決する方法はいかがだったでしょうか?
これからは巡回指導がもっと強化され、バスのドライバーだけではなく、タクシーのドライバーにも波及していくのではないかと懸念するこえもあります。
点呼を実施する社員の労働負担と、事業者の費用負担を軽くしなければならないとおもい、紹介しました。
さいごまでご覧いただき、ありがとうございます。
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