秋田県の仙北市と鹿角市にまたがる秋田焼山(やけやま)で、致死量数十倍の高濃度火山ガス(硫化水素)が観測されました。
県は2022年7月から、鹿角市が管轄する登山道を通行禁止としています。
秋田焼山の場所は?
秋田焼山は、秋田県の北東部に位置する活火山です。
周りには玉川温泉や後生掛け温泉、八幡平キャンプ場などがあります。
県外からの登山者などからも人気があり、温泉に立ち寄る人も跡が絶ちませんでした。
温泉地に向かう途中から硫黄の香りが漂うので、活火山なんだなと実感させられます。
過去に噴火はあったのか?
秋田焼山の噴火記録は、以下の通りです。
大昔から噴火していることがわかりますね。
2013年には、噴火警戒レベルを導入しています。(2022年現在ではレベル1)
高濃度火山ガス硫化水素の怖さ
硫化水素は濃度が低いと硫黄独特の匂いがし、高濃度になると無臭です。
高濃度の硫化水素を少しでも吸い込むと、呼吸中枢が一瞬で活動を停止し、昏睡または即死します。
秋田焼山では、過去に観光客1名の死亡事例がありました。(1987年)
それ以来、立ち入り禁止区域が指定されました。
無臭になると、知らない間に吸い込む可能性が非常に高いため、立ち入り禁止区域には絶対に入らないようにしましょう。
秋田焼山周辺は、タケノコ採りやきのこ採りなどが盛んな地域なので、被害が起きないか心配です。
噴火の予兆に厳重警戒
秋田焼山周辺から硫黄の匂いが薄くなり始める、微動地震が起きるなどの予兆には十分注意しなければなりません。
現代の科学をもってしても、未だ正確な予知には限界があるようです。
日本は111もの活火山がある、火山大国です。
まずは、噴火などの災害が起きる前に防災意識を高め、備えておく必要があるでしょう。
防災や災害の備えについては、こちらに詳細な記事がありますので、ご覧ください。
本来であれば、噴火や地震などの自然災害に備え、1人にひとつ防災グッズを持つべきです。
いざという時に、すぐに持ち出せるタイプがおすすめです。
\家族分そろえよう/
まとめ
- 秋田焼山は仙北市と鹿角市の間に位置する活火山
- 過去にも噴火を繰り返している
- 硫化水素が高濃度のため、立ち入り禁止区域を設定した
- 硫化水素は高濃度になると無臭になり危険
- 噴火や地震などの災害が起きる前に、防災準備が必要
今後の火山活動や硫化水素濃度の情報に注視して、防災意識を高める必要があります。
自然災害は年々威力を増してきています。
家族や大事な人を守る為にも、自分の安全を確保しましょう!
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